腫瘍による免疫抑制因子は個々の患者毎に異なり、複数の因子が複雑に関与していることから、最適ながん免疫治療を提供するためには、時間・空間的にダイナミックな免疫応答を患者毎に評価することが重要です。患者毎のがん免疫応答を総合的に評価し、最適な治療の組み合わせを選択することを可能にするための研究が求められています。本講座は、これからのがん免疫治療を成功に導くポイントである「個別化」と「複合化」に対応するがん免疫治療の開発を目的としています。
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免疫細胞治療学講座では、がんに対する免疫応答を分子レベル・細胞レベル・個体レベルで詳細に解析し、ダイナミックな腫瘍免疫を理解し、免疫制御に基づくがん免疫治療法を開発することを目的に研究しています。がん免疫治療のバイオマーカーの探索、および免疫制御技術の開発を行なっています。
新しく3名の大学院生が研究室のメンバーに加わりました。写真 後列左から、古橋、渋谷、孫、手島、小林前列左から、菊池(脳神経外科)、天野(呼吸器外科)、垣見、長岡、黒田(胃食道外科)
串原義啓(脳神経外科)、齊藤範之(胃食道外科)、孫長博(呼吸器外科)の3名の大学院生が、無事学位を取得し、修了しました。またこれからの道をそれぞれ頑張ってください。活躍を期待しています。
3/14-16まで22世紀医療センターの活動報告を兼ねたWebシンポジウムを開催しています。免疫細胞治療学講座の研究活動を動画で紹介しています。ほかにも東大病院の寄付講座や社会連携講座、様々なプロジェクトの活動が紹介されています。是非ご覧下さい。
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がん治療における免疫治療の重要性が増す中、最先端の腫瘍免疫学の基礎に基づいた、がん免疫治療法の研究開発に取り組んでいます。
免疫細胞治療学講座で実施している研究のベースとなる腫瘍免疫に関する基礎知識、考え方を概説しています。
2005年からの学会発表(国内学会、国際学会)、論文発表(和文、英文)や当講座が主催した講演会・研究集会・公開講座などの活動実績一覧を掲載しています。